最近多くなってきている中国への留学。その目的と種類を見てみることにしましょう。
まず、一番多いのがやはり「言語の学習」ではないでしょうか。この語学留学は「漢語進修生」と呼ばれています。
それぞれの大学内に語学修得を目的としたコースが設けられ、そこで中国語を勉強できるんですね。大学によっては、語学専用のセンターを設けて、そこで学べるようにしてくれているところもあるようです。
ちなみに、語学留学者は語学以外は勉強しないことがほとんどですが、普通の大学生と同じ学生証が発行してもらえるので、大学の施設や寮は同じように使えることが多いみたいですよ。ただ、この制度は長期にわたって留学する人に限定されているようで、一週間とか一ヶ月のいわゆる「プチ留学」の学生さんたちには適用されないようです。こうしたプチ留学は旅行会社のツアーとして入国することになります。
どんな人が語学留学できるのかというと、高卒以上の学力があると認められた人ということのようです。年齢制限もありますが、実際にはそれを超えていても留学できる場合が多いとのこと、仕事でどうしても中国語が必要になったというビジネスマンなどもこの制度を利用することが出来るみたいです。
留学目的の中には、語学の学習だけでなく先端技術の習得や歴史の研究もあります。こうした目的で中国に留学する人もいますが、その場合は先に挙げた「漢語進修生」にはなりません。「博士研究生」や「高級進修生」といった形で留学することになります。