今、日本国内で最も需要が大きくなってきている言語である中国語。かつては英語がビジネスマンの嗜みで、通勤電車の中はイヤホンをつけた人で溢れかえっていましたが、今はそのソフトが中国語に変わっている人も少なくありません。
では、実際に中国語を学ぶとして、どれくらいのレベルの中国語を習得する必要があるのでしょうか。
もし、中国語のスキルを生かして就職・転職を考えているのであれば、それなりのレベルを求められることは間違いありません。
幾つかの人材募集を見てみますと、最低でも日本中国語検定協会の主催する検定試験で2級は欲しいところです。これはあくまでも最低ラインで、職種によっては準1級、1級を求められることもあります。
では、中国語検定2級とはどれくらいの実力に相当するのでしょうか。
検定協会の位置づけでは「複文を含む中国語の文章を読めること。
ライティングスキルに関しては3級程度の文章。
日常会話に困らない程度のコミュニケーション能力」と定義されています。
中国の小学生でいうと小額3年生程度の実力みたいですね。ただ、最近の小学生は小賢しいことも言いますが…。
ちなみに、中国語検定試験2級は、中国教育部主催の漢語水平考試では旧7級程度に相当します。 準1級となると、HSK旧8級〜9級、1級で旧HSK9級から10級に相当します。
ただ、英検と同じく2級から準1級、準1級から1級の差は果てしなく広く、各段階を上げるためには数年間の勉強が必要と言われています。ゆえに1級レベルの人材募集は、かなり好待遇が期待できます。