日本中国語検定協会が主催する中検、中国教育部が主催する漢語水平考試、ビジネス中国語検定など、数々の検定試験がある中国語。
中国語を学んでいけば、これらの検定試験を受ける機会も多くなっていくでしょう。
では、こうした検定試験に合格すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
具体的に言えば、キャリアアップと認めてもらうことが出来ます。
そして、就職・転職に有利に働く場合が少なくありません。
現在、日本で事業を展開している企業のかなりの部分が、中国と何らかの関わりを持っています。「現在、中国への進出を計画中」という企業も少なくありません。
こうした企業にとって、中国語が出来る人材は非常に貴重です。現在雇用している社員に中国留学させて言語を習得させるとなると、膨大なお金と時間が掛かってしまいます。
泥縄式の教育をする代わりに、中国語の出来る人を雇ってしまえば、その手間や費用を削減できるわけです。ただ、「私、中国語が出来るんです」と口頭で言っても、あまり信憑性がありませんよね。
趣味で中国語をやっているだけかもしれませんし、「ニーハオ」と言えるだけなのかもしれません。でも、「旧HSK○級を持っています」とか、「ビジネス中国語検定×級です」という資格があれば、ある程度の言語レベルは保証されます。
もちろん、資格だけで就職できるほど社会は甘いわけではありませんが、確実に自分のキャリアとして提示できるものですから、可能であれば検定試験に合格しておきたいものです。