現在、経済的躍進が著しい中国。長い間「眠れる獅子」と言われてきた大国は完全に覚醒の段階にあります。
戦後60年で経済大国となった日本から、世界第2位の座をあっさりと奪取し、将来的には世界一の大国を覗うつもりであることは明白です。では、こうした世界情勢の中、中国語がなぜ必要であるのかをもう一度振り返って見ましょう。
まず、近い将来に中国語が世界共通言語の一画を占めるようになるという点が挙げられます。
現在、世界共通言語はまだ英語ですが、じわじわと変化の波が押し寄せています。少なくとも、東アジアのビジネスシーンにおいては中国の普通語、いわゆるマンダリンが共通言語として使用されるようになっています。
これは、中国ビジネスだけに当てはまる状況ではありません。例えば、これまでは日本とシンガポールのビジネスにおいては、英語が用いられてきました。もちろん今でもそうなのですが、一部では双方が使用する中国語でコミュニケーションが図られることもあるのです。これからこうしたシーンは増えていくに違いありません。
また、こうした事情ゆえに、中国語を話せることがビジネスマンの条件となる日が来るかもしれません。
今までは英語が出来なければ一人前のビジネスマンとは言えないとされてきました。間もなく「中国語が出来ないビジネスマンは一人前ではない」と言われるようになるのかもしれません。
好むと好まざるとに関わらず、影響力を増す中国。その言語を学ぶべき理由は非常に沢山あるのです。