今求められている中国語

今求められている中国語

日本企業が中国へ進出するようになって久しくなります。今や中国進出のニュースは目新しいものではなくなり、当然のことのようにみなされています。それに伴って、中国語を話せる人材が求められるようになってきました。では、現在どのような人材が求められているのかを考えて見ましょう。

かつては、中国語を学ぶ人がそれほど多くなかった上、急激に企業の大陸進出を進んだために人材不足が深刻になっていました。少しでも中国語が出来る人を優先的に企業が採用し、進出に備えていたわけです。

しかし、中国進出ブームもかつてほどの勢いはなく、かつ中国語学習者が増えていったため、中国語を話せれば就職できると言う時代はもう終わっています。逆に、日本語を話せる中国人も増えてきているため、彼らとの競争にも勝ち残っていかなければなりません。ここで重要になるのは、中国語のスキルに上乗せできる何かを持っているかどうかということです。

単に「中国語がぺらぺらです」、「HSK○級です」というアピールポイントだけでなく、中国文化に精通していることや、経営学を学んでいること、ベンチャー起業経験があることなどがアピールポイントになりそうです。

特に、日本人には中国人の代わりは勤まりません。日本人ならではの武器を見つけるようにしてください。

逆に、中国人だからといって中国文化に精通しているかどうかは別問題ですから、外国人独自の視点で文化を追求するのも面白いかもしれませんね。