年間5万人が受験すると言われている中国語検定。
日本中国語検定協会が主催する検定試験です。英語にも同じような検定試験があり、英検と呼ばれていますね。
中学生もよく受験する英検ですが、「英検不要論」を唱える人も多いため、「中国語検定が必要な場面があるの?」と考える人もいるかもしれません。ここでは、中国語検定の必要性を考えて見ましょう。
中国語検定試験は、受験者の持つ中国語スキルを誰でも分かる物差しで保証する意味合いがあります。
つまり、「私、中国語ペラペラなの」と言われても、どの程度「ペラペラ」なのか分かりませんし、人によって感覚の差も大きいものです。これを定数的に評価するのが検定試験と言うわけです。
企業が中国語を話せる人材を求めるときに、この資格は役立ちます。何と言っても、昨今は中国に進出する企業が増えており、中国語をきちんと話せる人材の必要性はますます高まっているからです。
ある調査では、中国語を話せる人材を募集する企業は、その日本人の人材を最初から重要なポストに就かせる傾向があることが分かっています。
また、中国現地のマーケット進出を図るために、営業職に就かせる場合も多いようです。こうした場面では、高い中国語スキルが求められており、その品質を保証するのが検定試験であるわけなのです。
中国語検定を極めれば、それだけ就職の際の武器になることは確実です。
せっかく勉強するのであれば、可能な限り高い級を取得しておきたいものです。